新たな気持ちで迎える戴帽式

■ 戴帽式

 戴帽式は、看護を目指す者が看護学校に入学し、一定期間看護の基礎を履修した後、看護師になるにふさわしいと認められ、また、看護を職業として選んでいくという決意を再確認するための区切りとして行われています。

■ キャンドルの意味

 ナイチンゲールがクリミヤ戦争において、ローソクの灯火を頼りに、何の見返りも期待せず、傷病者のために尽くしたことは余りにも有名な話ですが、看護の長い歴史の中で、その精神は連綿と先輩から後輩に受け継がれてきました。ナイチンゲール像の灯火を分かち合うことは、その無償の愛と博愛の精神に基づく看護の心を受け継ぎ、ナイチンゲールに続く一人になったことを意味するものです。